3月の下旬から桜が咲き始めて、4月に入った今はすっかり満開になっていて、場所によっては既に葉桜になっているところもあります。年に一度の桜の季節だからお花見には行きたいけれども、今は心置きなく外に出るなんてとても出来ません。家に引き籠っていてもせめてお花見の気分は味わいたいから、桜をモチーフにした料理を、ということで、桜のシュークリームです。
パータシュー(🇫🇷 pâte à choux, シュー生地)の中にはカスタードクリームを絞り入れ、その上から桜餡を混ぜ込んだ桜色のホイップクリームを乗せて2層仕立てに。桜の花も飾って、春にぴったりのシュークリームです。お花見に持っていく場合は保冷剤を忘れずに……。
材料(5個分)
パータシュー
水 | 50g |
無塩バター | 25g |
塩 | 少々 |
薄力粉 (エクリチュール) | 30g |
全卵 | 50g (1個分) |
カスタードクリーム
卵黄 | 50g (2個分) |
グラニュー糖 | 50g |
牛乳 | 180~200mL |
薄力粉 (エクリチュール) | 20g |
バニラビーンズ | 2cm |
ホイップクリーム
フレッシュクリーム | 100g |
桜餡 | 20g |
グラニュー糖 | 10g |
アイシングカラー(赤またはピンク) | 適量 |
トッピング
手順
下準備
- パータシューに使う薄力粉は篩に掛け、全卵はよく溶き解しておく。
- 絞り袋に口金(丸#8)を付けておく。
カスタードクリームを作る
- 耐熱性のボウルに卵黄を入れて軽く解し、グラニュー糖を加えて白っぽくなるまでホイッパーで擦り混ぜる。
- 卵液が纏まってだらだらと落ちる程度まで混ぜたら、薄力粉を篩い入れて混ぜる。
- 牛乳を2回に分けて加え、その都度混ぜる。
- ボウルにラップを掛けて、500Wの電子レンジで2分30秒加熱する。
- 電子レンジから取り出して均一になるまで混ぜ、再び500Wの電子レンジで1分加熱する。
- 電子レンジから取り出して均一になるまで混ぜ、クリームをバットなどの容器に移し、ラップをクリームの表面と密着させるように覆い、その上から保冷剤などを当てて急冷させる。
パータシューを作る
- 鍋に水、無塩バター、塩を入れ、弱火で加熱する。
- バターが溶けたら、強火にして全体を沸騰させる。
- 沸騰したら火を止めて、篩に掛けておいた薄力粉を一気に加え、スパチュラで生地を押し潰しながら纏まるまで混ぜる。
- 中火に掛け、鍋底全体にうっすらと白い膜が張るまで(30~60秒)生地を混ぜながら加熱する(デセッシェ)。
- 生地をボウルに移し、溶き解しておいた全卵を数回に分けて加え、その都度均一になるまで混ぜる。
- スパチュラで生地を持ち上げた時に、落ちる生地が二等辺三角形になる硬さになったら、口金を付けた絞り袋に入れる。
- 天板にクッキングシートを敷き、5等分に絞る。
- 200℃に予熱したオーヴンで10分焼き、180℃で更に20分焼く。
- 焼き上がりを確認し、ケーキクーラーの上に置いて粗熱を取る。
パータシューを作る際には、全卵は一度に多くを加えずに、少しずつ加えて硬さを調整すること。柔らかくなった生地は元に戻せません!
ホイップクリームを作る
- ボウルにフレッシュクリーム、桜餡、グラニュー糖、アイシングカラーを入れ、10分立てにする。
組み立てる
- 桜の花の塩漬けは水に晒し、キッチンペーパーなどで水気を軽く拭き取り、ラップを掛けずに電子レンジで600Wで1分加熱する。
- カスタードクリームとホイップクリームを、それぞれ口金(丸#8・星#8-5)を付けた絞り袋に入れる。
- シューを上から1/3の所で水平に切り、内部の余分な膜を取り除く。
- カスタードクリームを絞り入れ、その上からホイップクリームを絞る。
- シューの上の部分を乗せ、1を飾る。
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