ゴールデンウィークもそろそろ後半。ということで、ウィークエンド・シトロンを作りました。

ウィークエンド・シトロン(🇫🇷 week-end citron)は、フランス生まれの伝統菓子で、レモンの爽やかな風味が楽しめる、グラス・ア・ロー(🇫🇷 glace â l’eau)を纏ったケーキです。その名の通り、週末に大切な人と食べるケーキと言われています。まあ私はひとりで食べますけど……。
基本的な作り方は、キャトルキャール(パウンドケーキ)とほぼ同じで、バター、グラニュー糖、卵、薄力粉を同じ重量比で配合するだけ(四同割)です。普通はレモンの皮を削って生地に混ぜたり、レモンのコンポートを乗せたりするのですが、今回は春らしく、桜のリキュールを加え、葉桜の色をモチーフにピスタチオを桜の花を飾りました。
材料(L17cm×W8cm×H5cmのパウンド型 1台分)
生地
無塩バター | 100g |
グラニュー糖 | 100g |
全卵 | (2個分) 100g |
薄力粉(エクリチュール) | 100g |
桜の花の塩漬け | (15輪) 15g |
桜リキュール | (大さじ1) 15g |
アンビバージュ
グラニュー糖 | (大さじ1) 15g |
水 | (大さじ2) 30g |
桜リキュール | (大さじ1) 15g |
グラス・ア・ロー
レモン果汁 | (½個分) 15g |
粉糖 | (大さじ6⅔) 60g |
トッピング
ピスタチオ | 適量 |
桜の花の塩漬け | 適量 |
今回は桜リキュールが大活躍です。ケーキの生地とアンビバージュ(シロップ)に桜リキュールを使用します。
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手順
下準備
- クッキングシートをパウンド型のサイズに合わせてカットし、パウンド型に敷き込んでおく。
- 無塩バターは、室温に戻すか200Wの電子レンジで1分加熱し、指で容易に押し潰せるくらいの柔らかさにしておく。
- 薄力粉は、篩に掛けておく。
- 桜の花の塩漬けは、水に晒して塩気を抜き、キッチンペーパーなどで水気を取り除いておく。そのうち、
- 生地に混ぜ込む分は、微塵切りにしておく。
- トッピングに使う分は、600Wの電子レンジで1分加熱する。
- ピスタチオは、粗く刻んでおく。
アンビバージュを作る
- 小鍋にグラニュー糖と水を入れ、中火に掛けて沸騰する直前まで加熱する。
- 火を止めて桜リキュールを加え、均一になるまで混ぜたら冷ます。
グラニュー糖、水、桜リキュールは、1:2:1の重量比で配合する。
生地を作って焼く
- ボウルに無塩バターを入れ、ホイッパーでふんわりとしたクリーム状になるまで練る。
- グラニュー糖を2回に分けて加え、白っぽくなるまで擦り混ぜる。
- 全卵を2回に分けて加え、バターの油分と卵の水分と乳化させるようにしっかりと混ぜる。
- 篩に掛けた薄力粉を加え、スパチュラで粉っぽさが無くなるまで切るように混ぜる。
- 微塵切りにした桜の花と桜リキュールを加え、均一になるまで混ぜる。
- パウンド型に生地を流し込んで表面を均し、10cm位の高さから型ごと3回ほど落として空気を抜く。
- 170℃に予熱したオーヴンで40分焼く。
- 焼き上がりを確認し[1]竹串を刺して生地が付いてこなければ焼き上がり。、ケーキをパウンド型から外す。
- ケーキの上面の膨らんだ部分を平行に切り落とし、ケーキクーラーに上下逆さに置く。
- ケーキが熱いうちに全体にアンビバージュを打ち、完全に冷ます。
グラス・ア・ローを塗って仕上げる
- レモン果汁と粉糖を均一になるまで混ぜ合わせ、垂らすとリボン状になるくらいの硬さにする。
- ケーキのカット面を下にした状態で、グラス・ア・ローを上面から全体に掛ける。
- グラス・ア・ローが乾燥する前に、ピスタチオと桜の花で飾る。
- グラス・ア・ローのレモン果汁と粉糖は、1:4の重量比で配合する。より厚めに塗りたい場合は、1:5の割合にする。
- ケーキが熱い状態でグラス・ア・ローを掛けると溶けて流れてしまうので、ケーキが完全に冷めてから掛ける。
References
↑1 | 竹串を刺して生地が付いてこなければ焼き上がり。 |
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